退職は逃げるが勝ちだが角が立つ。何言われても気にするな

退職することが「逃げ」という一種の風潮がありますよね。一つの会社・企業に勤め続けるのが美学であるかのように、何年も何年も同じ職場で働く。
現在ではその考え方も変わりつつあります。その時代の波に乗るように数多くの転職サイト・企業が生まれ、中には会社といった組織に依存しない「フリーランス」といったワークスタイルもあります。
しかし、依然として退職することに対する世間の反応が思わしくないことがあります。
「逃げるのか」・「そんなんじゃ次の会社に行っても同じだぞ」
まだ、そんなこと言ってるの?って個人的には思っています。そりゃ人によって辞めたい理由はそれぞれかもしれないけど、逃げられる会社側もなんで辞めるか考えたほうがいいですよ。
ブラック企業はまだまだあります。原因が会社側にあることは大いにあります。
会社に不満がある・退職したい理由があるなら逃げていいんですよ。「逃げるが勝ち」です。何言われたっていいんです。最後に勝てば。
というわけで退職することが逃げ、という風潮を壊したいと思います。
目次
逃げるは勝ちだが角が立つ。人間関係より人生を考えよう
完全に某ドラマタイトルのパクリ感が否めないですが、まさにこの通りなんです。
退職すると上司に伝えたら「逃げるのか」と言われた人もいるかもしれませんが、不満があったり嫌だと思うことに対して逃げたいと思うことは誰にだってあります。
なぜか仕事に関しては逃げることが悪のように受け取られます。上司からやる気のない部下と思われたり、周りの人も見る目が変わります。
辞める宣言をすることで、職場の人間関係に角が立つのは仕方ないです。職場の人からすれば働き手が減るのは(自分の仕事が増えるという意味で)困ります。私の職場で1~2週間くらいでトンだ(辞めた)人がいて「人数少ないのに辞めるなよ!」と怒りを覚えた記憶があります。
でも、自分の人生は自分で決めなければなりません。職場の人と人間関係が悪くなっても「逃げるな」と言われても、最優先に考えるべきものは何かをしっかりと認識しておきましょう。
●給与面で不満がある
●パワハラがある
●違法残業
など逃げたい理由は様々でしょうが「逃げるが勝ち」です。
逃げるのにもリスクや労力がいる
退職する=逃げと提唱する人は、おそらくずっと同じ企業・会社に勤めている人でしょう。だから耳を貸す必要はないかと思います。
逃げるのが楽!?そういうわけでもないよ
ハローネズミ
退職して転職しようとすれば求人から企業を探して情報を集めて、採用試験に受からなくてはなりません。そこにかかる時間や労力は割と大きいです。
「転職サイト使えば簡単じゃない?」と安易に考えている人もいるかもしれませんが、自分の希望がずべて叶う企業はそうそうありません。どこかで妥協しなければならない部分があったり、行きたいと思った企業の応募条件に見合ってないなどザラです。(私も求人を見まくった記憶があります)
退職して全く違う業種に就職しようとすれば、一からスキルを学んでいかなければなりません。それで絶対に就職ができるという保証もないです。
しかしこうして考えると「逃げる」という言葉は全く合っていないなと思います(ネガティブなイメージが先行してしまいます)。どちらかというと「挑戦」というほうがしっくりきます。
逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだと自己暗示をかけない
嫌なことから逃げたい、辛いことから逃げたい。そう思いながらも我慢して逃げずに立ち向かう人がいます。
非常に素晴らしいです、尊敬します。
しかし、その結果心身に支障をきたす人がいます。
特に日本人は自身のキャパを超えて頑張る人が多いので気を付けてほしいです。
時と場合によっては逃げることも必要です。もし、退職したい・逃げたいと思っているけどここで逃げていいのかと悩んでいる方。
一人で悩まず相談しましょう
相談するならできるだけ職場の人は避けましょう。退職や転職を経験している知人がいれば一番いいですね。経験をもとに相談に乗ってくれるので有益です。そういった方の話には耳を傾けてアドバイスを聞きましょう。
一人で抱え込まないでね!
ハローネズミ
辞めた後のことが不安でもヤバかったら逃げる!
退職後にどうしていくかある程度計画立てているかたは、不安は残るものの目標を持って行動できます。
しかし、心身ともに疲れてしまっていて、退職しようと考えている人は思考能力が落ちている可能性があります。
そんな人が退職後の計画を立てられるかといったら難しいです。逃げたいけど逃げ道がない、という考えに至りどんどん追い込まれていきます。
結論としてヤバかったら逃げてください。後先考えている間に壊れてしまうので。
日本には傷病手当金や失業保険といった失業者に対する支援制度があります。場合によっては両方とも受けられることもあります。
今後の見通しも全くなく仕事を辞めても救済してくれる制度があるので、頼りましょう。
逃げられない人は退職代行でも利用してみましょう。詳しい話は別記事に書いてますので参考にしてください。
まとめ
退職することが逃げることではないとお話ししましたが、「遅刻して上司に怒られると思って辞めた」などモンスター新卒のような逃げ方は論外ですよ。常識の範囲内でのお話です。
仕事って沢山あるのにあれもこれもと簡単に経験できないので、中々自分に合った仕事を見つけるのは難しいです。
しかし、逃げることで自分に合った仕事を見つけることができるかもしれません。
それこそまさしく「逃げるが勝ち」です。勝って人生を充実させましょう。