アドレスホッパーとは?家を持たないライフスタイルの若者がじわじわ増加中。

お疲れ様です、ハルキです。
今回は今後広まりそうな新しい生き方「アドレスホッパー」についてご紹介します。
(2019年3月24日追記 テレビ番組「マツコ会議」でアドレスホッパーについて取り上げられました。)
(2019年8月16日追記 「NEWS ZERO」でもアドレスホッパーについて取り上げられました。)
大学生~20代の方なんかは憧れそうなライフスタイルかなと思います。
是非この記事を読んでみてください。
目次
アドレスホッパーとは
アドレスホッパーとは、アドレス(住所)とホッパー(転々とする人)を組み合わせた造語。
要するに「家を持たない人」のことを指します。
市橋正太郎さんという方がアドレスホッパーの先駆けとなっていることで有名です。
アベマプライムで特集が組まれていましたが、家を捨てた男と呼ばれていました。
アドレスホッパーになるのはなぜ?
ここで疑問に思うことがあるかもしれませんがわざわざ家を捨てるのはなぜなのか、ということです。
✔一つは色々な人と出会えるということ。
泊まる場所は知り合いの家やシェアハウスなどで「人と会う」機会が増えます。
一人暮らししていたら、家に帰っても自分しかいませんよね。
家を持っていても友達の家に泊まったりシェアハウスに泊まることもできますが、帰る場所があるので中々泊まろうとは思わないでしょう。
✔もう一つは固定費を抑えられること。
一人暮らしで一番の出費は家賃だと思います。家賃だけでなく光熱費なども合わせると痛い出費です。
都内であれば固定費が10万円を超えることもあると思います。
収入が20万円程度なら稼いだお金のほとんどを持っていかれます。
もはやお金を稼ぐ理由が「住むため」だけになってしまいます。
友達の家なら無料ですし、シェアハウスならマンション借りるより安く済ませられます。
浮いたお金で好きな人たちと飲みに行けるほうがよっぽど有意義なお金の使い道になります。
アドレスホッパーに必要なサービス
アドレスホッパーは家がないわけなので、様々なサービスを駆使して生活する必要があります。
どんなサービスが必要かサクッと紹介します。
サマリーポケット
これがあれば大量の服があっても直す場所に困りません。
メチャカリ
月額5800円しますが送料無料・クリーニング不要で借り放題(一度に3アイテムまで)。
買うのではなくレンタルするのであれば置く場所も気になりませんね。
しろふわ便
月額8800円~なので少し値が張るかもしれません。
しかし、一度に大量の洗濯も可能で24時間配送可能。(値段や依頼方法など詳しくはHPをご覧ください)
weeeks
価格は2万円~3万円程度。
ただし現在は関東エリア(東京・埼玉・千葉・神奈川)のみの展開となっているそうです。
airbnb
こちらは対応エリアは広範囲ですが、お値段は借りる部屋によって結構変わりますね。
まだまだアドレスホッパーにとって便利なサービスはあると思います。
そしてこれからもサービスは増えるでしょう。
シェアリングエコノミーの時代だからできるアドレスホッパーというライフスタイル
アドレスホッパーにとって便利なサービスが増えると言いましたが、その根拠としてシェアリングエコノミーが増えてきているということが挙げられます。
シェアリングエコノミーがよく分からない人について以下を引用しておきます。
物・サービス・場所などを、多くの人と共有・交換して利用する社会的な仕組み。
出典元:コトバンク
なんでも共有していく時代なので、さらに「シェア」文化が広がっていくと思います。
そうなると物を捨てるどころか家を捨てても生きやすくなる、いやもうなっているかもしれませんね。
実際にアドレスホッパーとして生活している人がいるわけなので。
マツコ会議でも話題として取り上げられたアドレスホッパー。その認知度は?今後家を持たない人が増加する!?
2019年3月に人気テレビ番組「マツコ会議」でも取り上げられアドレスホッパーが話題になりました。
おそらく「アドレスホッパー」という言葉自体、大半の人からすれば未知の言葉だと思います。
僕自身、周りの知人に「アドレスホッパーって知ってる?」と聞くと100%「知らない」と返ってきます。
こちらの記事、2019年の1月に書いたのですが、当時はそこまで読まれていませんでした。(多い日で700PVくらい)
しかし、マツコ会議の放送後に6000PVを超えていました!(読んでくださった皆さん、ありがとうございます。)
多くの視聴者に認知されたってことですね
ハローネズミ
正直認知度としてはまだまだ知っている人のほうが少ないです。
しかし、先ほどのシェアリングエコノミーでもお話しましたが、「家を持たなくても暮らしていける」時代にシフトチェンジしつつあります。
従って、アドレスホッパーが認知されていくのは時間の問題なのではないかと思います。
すると人々は気づき始めるわけです、「家いらないじゃん」と。
アドレスホッパーという言葉が広まることで家を持たない暮らしに気づき始め、同時にアドレスホッパーとして生きていく人が増えていくでしょう。
アドレスホッパーはミニマリスト?
ミニマリストは持ち物を最小限にまで減らした人のことで、家がないアドレスホッパーは必然的にミニマリストになります。
リュックサックやトートバッグに着替えや日用品などを取捨選択して入れています。
先ほど紹介した市橋正太郎さんも、5日分の着替えやPCなど必要なものをリュックに入れているそうです。
アドレスホッパーは定住している人よりも移動が多いので、できるだけ物を少なくすることは重要ですね。
リュックパンパンで動き回るのは疲れます。
こう考えてみるとアドレスホッパーは断捨離が得意になりそうですし、無駄なものを買わなくなって浪費を防ぐこともできそうですね。
武井壮はアドレスホッパーだった!?
武井壮さんは昔家をもっておらず車で寝ていたなどのエピソードがあります。
車は家と捉える人もいるのかもしれませんが、アドレス(住所)の代わりにはならないですね。
「アドレスホッパー」という言葉が出てくる以前から、家を持たず暮らしているライフスタイルはあったということです。
そう考えたら武井壮さんは有名な「元アドレスホッパー」になりますね。
何年間も家を持っていなかったようなので、その時の生活ぶりは現在のアドレスホッパーにとっては有益な情報になることでしょう。
「百獣の王」たるゆえんはこのような家を持たない生活が生んだものなのかもしれません。
アドレスホッパーのデメリット
自由なイメージがあり私は憧れる生き方に見えますが、やはりいいことだけではありません。
サクッとデメリットかなと思うところを挙げてみました。
・いちいち泊まるところを探す手間がかかる
家を借りていればそこに帰ればいいだけなので楽です。
常に宿を探し続けるのは疲れますし、「自分の家が安心する」という方もいると思うので泊まる場所が変わるのがストレスになるならアドレスホッパーは向かないでしょう。
私も昔アドレスホッパー的なことをしたことがあり、友達の家に泊まるつもりが急に無理と言われ街をさまよったことがあります。
それはそれでいい思い出と捉えているので、私はこういう生活が向いているかもしれません。
・仕事場から離れると出勤がつらい
仕事をしているとなるべく職場から近い場所に泊まらないと朝がつらいです。
アドレスホッパーになるにはリモートワークのように出勤しなくてもいい働き方のほうがいいですね。
リモートワークについてはこちらの記事で解説しています。
・都会でないと宿泊施設が少ない
都内だとシェアハウスやカプセルホテルなど宿泊施設が多数あり、交通の便もいい。
地方だと施設が少ない・交通の便も悪いことがあり、難易度が高くなるかと思います。
人脈をフルに使って知り合いの家に泊まりまくる猛者でなければ、都内でアドレスホッパーをすることをお勧めします。
(企業の本社・本拠地から離れた場所に設置されているサテライトオフィスと呼ばれる場所で働く場合、地方でもアドレスホッパーが可能な場合もあります)
まとめ
アドレスホッパーが今後さらに増えてくるかなと思います。
もしあなたもアドレスホッパーを目指そうと思ったのなら、まずはお試しで1週間ほどアドレスホッパーの疑似体験をしてから考えてみてはどうでしょう(結婚とかすると中々難しいので早めにやってみるほうがいいですね)。
実家か一人暮らしの部屋に荷物を置いてホッパー(転々とする)して続けられそうなら続けてみて、無理そうなら辞めておけばいいです。
また、仕事に時間も場所も縛られている方は「割と自由な働き方」ができる仕事をすることも必要かと思います。
僕自身、自由度が高い仕事に就こうと考えて退職しました。一旦ニートになりますが問題なしです(無事転職しました)。
あと、退職に関してこのような記事をまとめていますので、ぜひご覧ください。
「後先考えず退職するのは不安」という人は多いです。
しかし、そのせいで辞めたいと思っても自分でブレーキをかけて辞めない人が多いのも事実です。
僕が退職して、一番良かったと思うことは「膨大な自由時間」が与えられることです。
時間を有効活用すれば、退職してどう行動していこうか十分に考えることができます。
辞めた後のことを考えすぎて結局辞められないのは本末転倒かなと思います。
アドレスホッパーはどちらかというと「自由」なイメージです。
反対に言うと、「仕事」も「プライベート」も自由度が高いからアドレスホッパーができるとも言えるでしょう。
アドレスホッパーを目指す際は、今のご自身の仕事やプライベートを見直してみましょう。